まつげパーマ
まつげパーマとはまつ毛の形をビューラー等を使用しなくても自然な形で上向きにカールさせる技術です。
日々の化粧に必要なビューラーなどを使用しないで済む為、時間的に短縮されまし、もともと逆さまつげなどによるマイナス面をカバーできる場合もあります。
パーマで使うカール液
今では色々なカール液が出回っていますがほとんどが頭髪用パーマ液と成分は同じです。
なので肌の弱い方アレルギーのある方は基本的に使用できません。1液の主成分はチオグリコール酸アンモニウム、2液の主成分は塩化トリメチルアンモニウムです(呼び名・内容が違う場合もあります)。
頭髪用ですのでパーマの技術及び薬品の効果効能をしっかり勉強してからの使用が必要です。ストレートパーマ用の液や縮毛矯正用の液を使用している場合もありますが内容の濃さや時間などの設定をしっかりと把握した上で使いましょう。
ロッド選びのコツ
まつげの長さ、カールの出し方によって選択しましょう。
色々なロッドが出ていますので、まずは粘着ロッドから。
粘着ロッドは現在4サイズ確認されています。粘着質部分にはアレルギーが出る可能性がありますので使用するときは注意してください。
粘着ロッドはグルーなどの使用を省くことができますがロッドの選択肢が少ない為、カールの出方は巻く人がうまいかどうかで決まります。
次にお勧めなのがゴムロッド。
ゴムロッドにも種類が沢山あります、初期のゴムロッドはストロー状のチューブを中央から2つに裁断した物が使用されました。
単価も安く粘着ロッドとは違い洗浄消毒後何回か使用できることから今でも使用しているサロンは多いです。
次に出てきたのはシリコンゴム(シリコン)製のロッドです、やや高価なため選ぶのに慎重になりがちです。
シリコンはゴム製に比べ柔らかく肌に密着しやすいのでなれた人ならば楽に扱えます。
グルーの使い方
まつげを貼り付けるときや、ロッドをまぶたに固定させるときに使用します。 まぶたに固定するときはやはりアレルギーやかぶれに注意してください。 ロッド固定時にはアレルギーを防止するために化粧やアイシャドウなどをふき取らず直接貼り付けて予防する場合もあります。 まつ毛カール用グルーには2タイプあります。白色の液状ゴム系と透明な糊タイプです。 どちらも使用時にはアレルギーに注意しロッド固定時にはできるだけ使用を避けること、そして使用する場合には全面につけるのではなくピンポイントで3箇所に付けて固定させると分量も少なくて済みます。 ロッド固定が終わったら次はまつげの貼り付けです。まずは中央からしっかりグルーをつけながら貼り付けましょう、そして目尻、または目頭へと貼り付けて行きます。上級者になればロッド固定時にグルーを使うことなく、まつげ貼り付け時の中央を貼り付けている段階でしっかり止めてしまう方もいます。
他に用意するものは
爪楊枝またはピンセットなど。そして綿棒・コットン(化粧パフなど)・ティッシュペーパー及びラップ(クレラップなど)。
綿棒はカール液を塗る際に使用したり2液塗布前の1液除去時や液だれなどのときなど多岐に使用するので不可欠です。
ティッシュペーパーは当然ふき取るときの使用はもちろんですがまつげカールの時には目の幅よりやや長く細かく切っておきカール液の液だれを予防します。
ラップはカール液の揮発を抑えまつ毛への浸透性を高める為にやはりティッシュペーパーと同じように切っておきます、この時ティッシュよりやや大きめに切っておきましょう。
コットンは水で少し湿らせ下まぶたから頬にかけて置き1液塗布時の液だれや、下まつ毛への付着防止の為に使用します。
他にあれば便利なものはトリートメントです。市販のものでも効果はあります。
パーマ後の注意点
目を強くこすったりマスカラを多量に使用したりするとまつげのカールも取れやすくなります。 中には2週間前後で再び掛ける方もいますが、過度のパーマは頭髪同様切れ毛抜け毛の原因になりひどい場合はまつ毛自体が無くなってしまう場合もあります。 最低1ヶ月以上はまつ毛パーマをかけずに様子を見ましょう、そしてまつげにも休息をあげてください。 トリートメントで傷みが進むのを防止して、しっかり栄養を取って下さい。ビタミンB6・亜鉛・カルシウム・たんぱく質など髪に良い物はまつ毛にも良いのです。